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日本で最大規模のECサイトAmazon Japan。売上は年々右肩上がりで2021年のプライムデーでも過去最高売上を達成!実はamazon本体が急成長するその裏で、品質の良くない製品を売りつける業者も急増しています。
特にサイバーマンデーやプライムデーのamazonセール時には注意が必要です。
低価格かつ高評価レビューが100件以上ついているので購入してみたら不良品だった、というケースが最近では増えています。これらのレビューはやらせ・サクラの可能性が高いです。
私も過去に不良品を掴んでしまったことがあり、下の記事でまとめています。
>> Amazonで大量のやらせ口コミにだまされた実体験。スチームアイロン購入で大失敗レポート
返品の手間がかかる、時間の無駄、悔しい、色々な思いが交錯し、やらセレビューを見破る方法を調べまくりました。同じような犠牲者は増やしたくありません (`・ω・´)
本記事ではamazonの偽レビュー・サクラに騙されず不良品を避ける方法について情報をまとめました。参考にしてください。
Amazonで出品されている信用できない怪しい商品の特徴7選
1. 「スポンサープロダクト」は単なる広告。品質の良し悪し、信用を担保しない
上の画像は商品に関連するキーワードで検索した結果画面の一部です。先頭の良い位置に「スポンサープロダクト」と記載のある商品が並びます。これは「出品業者がamazonに広告料を支払い、検索結果の良いポジションに商品を表示させてもらっている」に過ぎません。
amazonのスポンサープロダクトは必ずしも信用できる商品だと言えないのでご注意ください。
2. 「Amazon's Choice」とは高評価で低価格な商品。品質や信用を担保しない
検索結果の一部商品に表示される「Amazon's Choice」。一定のアルゴリズムにマッチした商品にこのマークがつきます。
どのようなアルゴリズムでこのマークがつくのかについて、amazonから説明が行われています。以下の3条件をクリアすると選ばれるようです。
- すぐに発送ができて
- 評価が高く
- お求めやすい価格
この条件が揃ったものにAmazon's Choice マークがつきます。要はAmazonから見て売りやすい商品(ユーザーからも支持されやすい商品)ということですね。
ただしアマゾンチョイスはサクラの存在よって信用できない状態です。つまり「Amazon's Choice」が付いているからといって、良い商品とは限らないということになります。
3. 「ベストセラー」とは今現在、良く売れている商品。品質を担保するものではありません。
ベストセラーはAmazon.co.jpで販売されている商品カテゴリ内の最新販売数と累計販売数によって決まります。要は今現在で売れている商品ということですね。ランキングの上位商品です。
Amazon.co.jp ヘルプ: ベストセラーのランキングについて
ただしベストセラー(今現在売れている)からといって商品の品質を担保するものではありません。悪徳業者の「広告+やらせ・サクラ口コミ+低価格」戦略によって、低品質商品を掴まされているユーザーが多い商品もベストセラーになっている、ということです。
4. 商品名が長すぎ。検索対策にキーワードを盛り込みまくっている商品は怪しい
怪しい商品はそもそも商品そのものにブランド力がありません。
amazon内の検索キーワードにひっかかるように、怪しい商品は名前部分にキーワードを盛り込みまくる特徴があります。
半角スペース区切りでたくさんの言葉を詰め込んでいる商品は信用できない可能性が高いです。
5. 商品ブランド名・メーカー名が聞いたことが無い、初めて見る
商品個別ページに行くと、商品タイトルの下に商品のブランド名・メーカー名が表示されます。上記の画像例は日立です。安心ですね。この部分が聞いたことも無いような名前になっている場合はご注意ください。
怪しい製品の場合、適当にアルファベットを組み合わせただけになっているケースが多いです。
6. 販売業者名が怪しい。カートに入れるボタンのすぐ下に注目
カートに入れるボタンの下には、該当商品の販売を行う業者名が表示されます。この業者がamazon内で商品を登録し販売しているわけです。amazonは売り場をこの業者に貸しているだけにすぎません(マーケットプレイスという仕組みです)
この業者名が明らかに怪しいと感じる場合はご注意ください。
「この商品は、Amazon.co.jp が販売、発送します。」であれば、ある程度は安心できます。
7. カスタマーレビューに星5つの評価が集中
最近はアマゾン商品でやらせレビューが増えています。高評価レビューが多ければ Amazon's choice に採用されて売り上げが伸びることも拍車をかけているのでしょう。
FacebookなどのSNSでサクラレビューを書く人を募集するグループがいくつも存在します(上の画像は一例です)。無料で商品を渡す・何か御礼を渡す代わりに高評価を付けてもらう仕組みになっています。
実際に使ってみた正直な評価点では無く、依頼者との契約により高評価を付けます。そのためサクラを使っている商品の場合は星5つに100件近くもの評価が付く場合があるのです。
そもそも聞いたことも無いようなブランドに100件以上も口コミが付くことが怪しいですよね。投稿者に何らかのインセンティブ・見返りがないと口コミを書く理由がありませんから。
サクラレビューを見抜く「さくらチェッカー」の使い方を解説。Amazonで怪しい商品を見破る対策方法
これまではamazonで販売されている怪しい商品の特徴について説明しました。
次に「これらの商品が本当に怪しいのかどうか、どうやって見破るのか」について説明しますね。
やらせを見抜くには「さくらチェッカー」が便利!
Amazonのやらせ口コミを見抜くWEBサイト「さくらチェッカー」が注目を集めています。
amazonのURLや商品名を打ち込むことで、危険度をパーセンテージで判断してくれます。例えば以下は「スチームアイロン」で判定した結果ページです。
アイリスオーヤマ、siroca、日立、パナソニックなどの有名メーカを除いて、商品名にブランド名が無い・あるいは聞いたことも無いようなブランド名の商品はほとんどがやらせ度80%や90%の商品ばかり。
※私が騙された商品もやらせ度90%でした (´・ω・`)
サクラチェッカーはどのようにしてやらせを見抜いているのか?
サクラチェッカーは以下の項目からサクラ度を見抜いているようです。
- 価格・製品
- ショップ情報・地域
- ショップレビュー
- レビュー分布
- レビュー日付
- レビュー&レビュアー
- 怪しい日本語のサクラレビュー
- ライバル社からの悪評(工作員レビュー)
機械学習の仕組みなども利用し、複合的に分析しているとのこと。
良さそうな商品を見つけたら、即カートに入れずに「サクラチェッカー」で問題ないかひと手間かけて判定することをお勧めします。
以上、amazonの偽レビュー・サクラに騙されず不良品を避ける方法…という話題でした。