おうちクエスト

節約・貯蓄を楽しく!ライフハックの総合メディア

【緊急対応】自分でできるトイレ修理・必要部品・DIYについて解説

f:id:KazuoLv1:20190926172738g:plain

自宅での急なトラブルで困るケースの筆頭に「トイレの水が流れない」ことがあります。工事業者を呼んでしまうと、何万円も請求されてしまうことも。

費用はできるだけ抑えて、可能であれば自分で直してしまうのが理想ですよね。

本記事ではトイレの水が流れない問題に自分で対応するための情報をまとめました。

 

 

まず最初に、どうしてトイレの水が流れなくなってしまうのか、詰まってしまうのでしょうか。その理由について理解しておきましょう。

 

トイレが詰まってしまうために水が流れなくなるケース

一番多い原因が、トイレの水が流れないというよりも本来流してはいけないものを流そうとしたために下水溝に続く道が詰まってしまう、というケースです。

  • ティッシュペーパーなど水に溶けない紙
  • 大量のトイレットペーパー
  • バリウムを飲んだあとの排泄物

 

ティッシュペーパーをトイレに流してはいけません

意外と知られていないのですが、ティッシュペーパーは水に溶けません。
※トイレットペーパーは水に溶けます。

そのため、ティッシュや子供のおしりふきなど水に溶けないタイプの紙類をトイレに流すことは詰まりの原因となります。

水に溶けるトイレットペーパーの場合でも、一度に大量に流そうとすると詰まる可能性がありますので注意してください。

 

バリウムを飲んだ後の排便に注意しよう

バリウムを飲んだ後の排泄物は石状の固形となり、便器の底に溜まって流れにくくなります。流れずに止まってしまうことがほとんどなので、割り箸やゴム手袋を使って自分で取り除くようにしましょう。

 

トイレの詰まりにはラバーカップ(スッポン)が定番

これらのトイレ詰まりには「スッポン」と呼ばれる道具、正式名称「ラバーカップ」が有効です。いざという時のために、購入しておきましょう。

詰まってから対応しようとすると大変ですよ。深夜・早朝の場合はお店が閉まっているので即時入手が困難ですから、事前に用意しておきましょう。

 

トイレタンクに異常が発生して水が流れないケース

タンク内の部品劣化などが原因で水が流れなくなるケースも多々あります。レバーを引いても無反応な場合はタンク内に問題が生じている可能性が高いです。

トイレタンクを開けて、自分でどの部分で問題が起きているのか確認しましょう。

 

※よくわからない・自分で直せる自信が全くない場合は、このタイミングでトイレの修理業者と連絡を取るのがよいでしょう。

 

トイレタンクを開ける前に 止水栓で必ず水を止めましょう

f:id:KazuoLv1:20190926174056j:plain

※画像は町の水道修理センターより引用

原因を調査するために自分でトイレタンクの上部カバーを外して様々な部品に触るケースがある場合は、必ず止水栓を締めて水が出ないようにしておきましょう。

誤ってゴムフロートや浮き球を触ってしまい、水が溢れだしてしまうなどの事故を防ぐことができます。

 

トイレタンクの水が流れる仕組みを理解しよう

まずはトイレタンクの水が流れる仕組みについて理解しておきましょう。

以下のTOTOのWEBサイト(リンク先)が図解付きでわかりやすいです。

 

トイレのしくみ | 修理したい | お客様サポート | お客様サポート | TOTO

 

水が流れる仕組みについて

f:id:KazuoLv1:20190926173628j:plain

※画像は町の水道修理センターより引用

 

・レバーをまわす前のタンクには水がたまっている状態です。

・レバーをまわすとフロートバルブが持ち上がり、タンク内の水が便器に流れます(タンク内の水は減っていく)。

・タンクの水が流れ終わることでフロートバルブが自重で閉まります。

・タンクの水が少なくなるとボールタップの浮玉が下がる仕組みになっている。浮き球が下がると給水が始まる。

・給水により水位が上昇すると浮玉も上がる。浮き球が上がると給水が止まる。

 

トイレタンクから水が流れないということは、上記の仕組みの中に何らかのトラブルが発生しているということになります。そしてそのトラブルの原因は、部品の劣化であることが多いです。

 

ダイアフラムの交換が必要なケース

水が流れない原因として、そもそもトイレタンクが空になっている・水が溜まっていない状態であることが良くあります。

上図・水が流れる仕組みでの説明の通り、ボールタップの浮き球が給水をコントロールしてます。この場所で問題が発生し、給水そのものが上手く行っていないことが考えられます。

 

ボールタップの内部には「ダイヤフラム」と呼ばれるゴム部品が使われています
このゴムが水圧によって給水・止水を調整するのですが、ゴムゆえに劣化するケースが多いのです。

f:id:KazuoLv1:20190926173106j:plain

※上記画像は有限会社シオザワより引用

このゴム、ダイヤフラムを新しいものに変えるだけで直るケースが多いですよ。

ダイヤフラムはホームセンターやamazon、楽天などで購入することが可能です。

自分の便器の品番を調べ、それにあったダイアフラムを入手してください。

自分で交換すれば費用は部品代(数百円)だけで済みます。
※業者に頼むと出張費・作業費込みで万単位の出費になりますよ。

ダイヤフラムには右向き、左向きがありますので注意してください。

 

ボールチェーンの交換が必要なケース

タンク内に水が溜まっているがレバーをまわしても水が流れない場合、レバーとボールフロートをつないでいるチェーンが切れてしまっている可能性があります。

その場合はボールチェーンを交換しましょう。

ボールフロートとチェーンのセットで購入しても良し、ボールチェーンのみで購入しても良いでしょう。

 

他にも、浮き球に問題がある場合などもホームセンターやamazon・楽天で購入が可能です。自分で直して費用を節約しましょう。

 

以上、トイレの水が流れない!自分でできるトイレ修理・必要部品・DIYについて解説...という話題でした。