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日立のドラム式洗濯機で乾燥後に臭う?理由と原因、対策方法を解説【ビッグドラム】

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大人気のドラム式洗濯乾燥機、日立のビッグドラムシリーズ。一部のユーザーから「乾燥機能を使うと異臭がする」と困っている声を多く聞きます。

本記事では日立ドラム式洗濯機における臭いの原因と対策について実体験を元に情報をまとめました。お役に立てれば嬉しいです。

日立のドラム式洗濯機「ビックドラムシリーズ」の優秀な乾燥機能「風アイロン」

ドラム式洗濯乾燥機の中でも日立製ビックドラムシリーズは乾燥機能に優れており、大型家電量販店の売れ筋・人気ランキング1位・2位を争っています。

我が家でも乾燥機能を最重視して2019年7月に日立「BD-SX110C」を購入しました。

それまではSANYO(2011年製)の縦型洗濯機を利用していました。乾燥機能はあるが使うと衣類がパリパリのシワクチャになり全く使いものになりませんでした。

今回買い換えた日立のビックドラムは乾燥機能「風アイロン」が本当に優秀!下着・靴下など細かなものを干す手間・取りこむ手間が無くなり、タオル類もフワフワ・ホカホカで大満足です!静止乾燥モードを使うことで子供の上履きも簡単に乾きます。

日立 ドラム式洗濯機・ビッグドラムで乾燥させると臭いが発生!原因を調査し対策を考えることに

ビックドラムを使いだして1週間を経過した頃の実話です。
乾燥機能終了後に今まで感じたことのなかった下水のような悪臭が洗濯機周辺に漂いました。

疑問に思うママ子

今まで問題なかったのに突然どうしたんだろう?

もう1度、洗濯乾燥機能を使うと悪臭は出ませんでした。それからまたしばらく問題無く使えていたのですが、ある日また下水臭が再発生。

原因がわからないママは「故障かもしれないから日立さんか、設置業者さんを呼べば?下水の蓋がしっかり閉まっていないのでは?」と言う意見です。

パパは「毎回臭うなら故障かもしれない。しかし臭う時と臭わない時がある。何か違いがあるはず。まず法則性や規則性を見つけ出そう」という意見です。

メーカーさんを呼んでも100%解決するとは限らないので、まずは自分たちで調査することにしました。パパとママの二人が洗濯・乾燥を行う時にどのような行動を行っているのか注意深く観察をすすめました。

その結果、原因が特定できました。

 

日立ビッグドラムの臭いの原因は「乾燥モードで動作させる前に、水栓・蛇口を閉めている」ことでした。

 

ママは洗濯を行う時に、以下の手順で洗濯をする時がありました。

  • 洗濯モードで動作させる
  • 洗濯モードが完了して止まったら、次の乾燥モードに備えて中の洗濯物がぐちゃぐちゃにならないように一度取り出してしわを伸ばす、その後に入れなおす。
  • 水栓・蛇口を閉める
  • 乾燥モードで動作させる

といった手順です。

水栓・蛇口を閉めないときは、下水臭はしませんでした。

 

日立ビッグドラムは乾燥モードで水を使う。水道の元栓は閉めてはいけない

日立の説明書を読むと「(洗濯機を)使用しない時は、水栓(蛇口)を閉めておく」と記載がありました。

ママは乾燥時には水を使わないと思っていたらしく「水栓を閉めたまま乾燥させても問題無い」と誤って認識していました。

「ドラムの中に誤って水が流れても困るから、わざわざ乾燥モードを動作させる前に水栓を閉めていた」とのこと。

しかし説明書の乾燥モードのページを見ると、乾燥時にも水を使うことが記載されています。

実は日立のドラム式洗濯機は乾燥時に水道水が使えないと下水臭が発生するのです。

その仕組みについて説明しますね。

 

日立ビッグドラムが乾燥時に水を使う理由。乾燥終了後に排水口に水で蓋(封水)をして臭いを止めるため

日立の乾燥機能は、動作中に発生する排熱を排水口から外に逃がします。乾燥終了後、排水口からのにおいの逆流を防ぐため、排水トラップへ水をためる処理を行います。この時に水栓が閉まっていると、水をためることで蓋をする役目が果たせずに臭いが上がってきてしまい、室内に悪臭が漂う原因となります。

乾燥途中で一時停止したまま放置するのも、排水口に蓋がされていない状態です。
乾燥処理を最後まで終わらせるようにしましょう。

 

排水口・排水トラップの仕組み・構造を理解しよう

通常時の排水口(排水トラップ)ですが、以下の図のような仕組みで下水臭が上がってこないようになっています。通り道の途中に水を張ることで、臭いの通り道を塞いでしまう構造です。

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※画像は「weblio辞書 排水トラップ」より引用

 

日立のビックドラムは乾燥時に発生した排熱を排水口から下水管に流して処理します。この時に臭いの蓋となっていた水はすべて吹き飛ばされ、無くなります

排熱を送り続けている間は臭いは上がってきませんが、送風を止め、水でフタをしないままだと以下の図のようになり、臭いが上がってきます。

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乾燥終了後に水でフタをすれば元通り。臭いは上がってこなくなります。

水で蓋ができなければ、臭いにおいが上がり続け大変なことに。

水を張らない限り臭いは止まりません。

臭いを止めるために水を張る。そのためには水道水が必要。しかしこのタイミングで水栓が閉まっていると封水することができず下水の臭気が上がってきてしまう、というわけです。

 

 

結論:「日立のドラム式洗濯機ビッグドラムで乾燥後に臭いが発生する原因と対策」について

日立ビックドラム利用時に下水臭がする原因について結論をまとめます。

  • 日立ビックドラムは乾燥の排熱を排水溝から逃がす。
  • この時に、臭気の蓋をしていた水(封水)はすべて吹き飛ばされる。
  • 乾燥終了後に水を使って、排水トラップに改めて水を張り、蓋をする(封水)必要がある。
  • 水栓が閉まっていると封水ができない。
  • 乾燥終了後に下水臭がするのは、排水トラップの水の蓋ができてないことが原因である。主な原因は水栓を閉めているため水が使えず臭いの蓋ができないこと。

 

今回の我が家のケースでは、乾燥モード前に水栓を締めていたことが原因でした。
他のお宅では「水栓は空けたままなのに下水臭がする」というケースがあるかもしれません。そのような場合も疑うべき個所は排水口部分です。

  • 排水トラップやゴミ受け、排水管にぬめりや汚れがこびりついている
  • 排水管のねじの緩み、破損、接着のズレなどをチェックする
  • 封水が無くなっている(水を流すことで対応)

排水口や排水管を中心にチェックしてみてください。
※排水トラップには形状がいくつかあります。

また、長く使っていると洗濯槽の内部にカビなどが発生している可能性も考えられますね。

 

以上、日立のドラム式洗濯機で乾燥後に臭う?原因と対策について...という話題でした。