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神楽坂散歩 花街の風情が残るデート向きの街

飲食店や雑貨屋が多く、裏通りにあたる石畳の細い路地群が独特な雰囲気を作りだしている「神楽坂」。大人のデート・散歩に向いている、個人的にも大好きな街です。今回はJR飯田橋駅をスタートして東西線神楽坂駅の近くにある赤城神社をゴールとして歩いてきました。

 

 

 

神楽坂に行くなら。飯田橋方面スタートが便利

神楽坂を散歩する場合

  1. 飯田橋駅から東西線の神楽坂駅のルート(上り坂ルート)
  2. 神楽坂駅から飯田橋駅のルート(下り坂ルート)

の大きく2つに分かれます。

メインストリートの神楽坂通りは緩やかな坂になっていますので、足に痛みなどがある方は神楽坂駅から飯田橋駅へ向かう2の下りルートがお勧めです。飯田橋スタートの方が乗り換え路線数が多いので便利ですね。今回は上りルートを選択してJR飯田橋駅の西口から歩きはじめます。

東京メトロ 有楽町線・南北線・東西線、都営地下鉄大江戸線の飯田橋駅の場合はB3出口が便利です。

 

牛込橋で神田川を渡り、神楽坂通りの入口へ

現在急ピッチで改装工事が進められているJR飯田橋駅。2020年の東京オリンピックまでの完成を目指しているそうです。それまで西口改札は変化が激しいかもしれません。

そんなJR飯田橋駅の西口を降り、牛込橋で神田川を渡りますと、神楽坂通りの入口に到着。外堀通りとの交差点が「神楽坂下(かぐらさかした)」。大久保通りとの交差点が「神楽坂上(かぐらさかうえ)」と呼ばれています。

神楽坂通りと早稲田通りの違いは?

「早稲田通り」は神楽坂上と神楽坂下の区間だけ名称が「神楽坂通り」になります。神楽坂下からが世間一般的に「神楽坂」と言われるエリアになります。ちなみに読み方は「カグラザカ」。kagurazaka。「さか」ではなく「ざか」です。

不思議な交通ルールの神楽坂通り

ちなみにこの神楽坂通り、かなり変わっていて「逆転式一方通行」という特殊な交通規制があるんです。平日の午前と午後で一方通行の向きが変わります。

  • 午前:坂上から坂下(下り)
  • 正午から13時:歩行者天国。
  • 午後:坂下から坂上(上り)

変なルールですね。目白台に住んでいた田中角栄元首相のライフスタイルに合わせてできたとの噂がありますが真偽は定かではありません。

 神楽坂の名前の由来は?

どこからともなく神社が奏でる神楽の音が聞こえたことから「神楽坂」になったとのこと。どこの神社かははっきりしないそうです。

 

神楽坂通りを歩こう

神楽坂通りですが日曜・祭日は昼の12時から午後20時まで歩行者天国です。多少観光客が多くても安心して歩けるのが嬉しいですね。飯田橋から神楽坂駅まで距離は800m程度。ただ歩くだけなら10分ちょいで着いてしまいます。大いに寄り道しましょう!

ではお散歩しながら個人的なお勧めスポットを紹介していきます!

 ※神楽坂まつりの提灯がたくさん並んでいましたが、今年は台風のため中止になってしまったそうです。イベントが中止だなんて残念でしたね。 

 

全国でここだけ!ペコちゃん焼きがある 不二家 飯田橋神楽坂店

店頭には馴染みある顔のペコちゃんがお出迎え。ここのペコちゃん、いつ来てもお洒落です。不定期でファッション変わるみたいです。今回はすごいところにブドウがついてるハイセンスっぷり。全国に不二家は数あれど、この店舗でだけ「ペコちゃん焼き」が売っているのです。いわゆる人形焼きですね。あんこ以外にもクリーム系もあり、値段も160円と手ごろなので最初の買い食いスポットはここで決まり!

 

神楽坂仲通りを軽子坂方面へ

ファミリーマート、ロイヤルホストを右に曲がると神楽坂仲通りです。この神楽坂仲通りと北側を並行に走る本多横丁。この2つの横町をつなぐ、人気の細い路地があります。それが「芸者新道」と「かくれんぼ横丁」。それぞれ別の小道です。

 

芸者さんが抜け道として使った芸者新道

かつて花街として大いに栄えた神楽坂。芸者さんたちが料亭を移動する際に混雑する表通りを避けて抜け道として使っていたことから名前が付きました。神楽坂には今でも昔ながらの料亭が残っていて、実際に芸者さん達が活動していますので、運が良ければ芸者さんに偶然会えるかもしれません。

 

石畳が美しいかくれんぼ横丁

「地元の子供たちがかくれんぼをしていた」「お忍びで遊びに来た人を後ろからつけて来ても、横に入られるとわからなくなる」などから名付けられたかくれんぼ横丁。放射状に整備された石畳が素敵ですね。この石畳ですが平成28年の下水道工事の際に新しいピンコロ石(ヨーロッパで車道や歩道に利用されている舗装材)に変わりました。この約28000個のピンコロ石の中に特殊な装飾が3つだけあるというのです。

  • ハートの形のピンコロ石
  • 四角いピンコロ石に星のマーク
  • 四角いピンコロ石にダイヤのマーク

何度か来ているのですが、未だに全部みつけられないんですよね...

 

本多横丁 外観も料理も気になるお店が並ぶ

かくれんぼ横町を通り抜けて本多横丁へ。

旗本だった本多対馬守の屋敷があったことが名前の由来。昔ながらの雰囲気を保ったお店がいくつも有り、なかなか趣のある通りです。

うなぎの「たつみや」さんは昭和23年開店とのこと。70年以上も営業してるってすごいですね!ほかにも庶民的な感じのテツマルさん(「鉄」の漢字を○で囲む)、古民家を改装した「花かぐら」さん、2018年6月にオープンした「神楽坂タンテボーネ」さん、良い店がたくさんあるので是非お立ち寄りください。タンテボーネさんは内装も料理も綺麗でこれから人気が出そう。

 神楽坂はフレンチ、イタリアン、中華、和食、居酒屋と飲食店は相当の数がありますので、選ぶのに困ってしまいますね。

山手七福神 毘沙門天の善國寺

本多横丁から神楽坂通りへ戻ってくると「神楽坂の毘沙門さま」として有名な日蓮宗の善國寺があります(山手七福神の毘沙門天)。善國寺が創設されたのは400年前。かつては日本テレビ通り、麹町三丁目交差点のあたりにあったそうですが約200年前の火事により、神楽坂へ移転してきたとのこと。毘沙門天の御朱印をいただくことができます。狛犬の代わりに「虎」がいることでも有名です。江戸後期の作で状態も良く、狛犬好きにはたまりません。

 

北のプレミアムフード館 3Fカフェで休憩

本多横丁と神楽坂通りの交差点にある青森アンテナショップ「北のプレミアムフード」。ここの3階にあるキタプレカフェが休憩におすすめ。カウンター席には電源あるのでスマホの充電可能。無料wi-fiあり。夏はかき氷やアイスもいいですねー!下のインスタ画像は夏限定の「つがりあんメロン」9月上旬まで。数量限定で予約推奨。

 

北プレカフェさん(@kita_pre_cafe)がシェアした投稿 -

 

お香のにおいが心安らぐ 香舗 椿屋

北のプレミアムフードの向かいにある「香舗 椿屋」さん。店頭に並んだ涼しげな苔玉に引き寄せれる。何のお店なのだろうと中を覗いてみると、お香と和雑貨のお店でした。お香もお手軽なものから本格的なものまでバリエーション豊富。見ているだけでも楽しいお店です。色々な作家さんの展示も随時行っているみたい。

 

兵庫横丁  神楽坂一番の撮影スポット

石畳の入り組んだ路地、突如現れる小さな階段、黒塀に見越しの木々と、神楽坂を紹介する雑誌・記事で必ず写真として撮影されるスポットがこの「兵庫横丁」。「兵庫」は中世期にこの辺りが武器・兵器に関連する郭だったことから来ているらしい。

作家さんが長期滞在して執筆する「ホン書き旅館」として有名な「和可菜」さんも兵庫横丁にあります(2016年に休館されました)。

 

ポケモンGO 伝説のジムがここに! 椿々

兵庫横丁を抜けたら少し寄り道。大久保通りまで出てみましょう。するとそこには位置ゲームingressの珍ポータル、ポケモンGOでは伝説のジムとて有名なオブジェ(?)があります。文字で書くと色々とあれなので画像で。

古民家を改装した居酒屋さんです。雰囲気よさそう。

 

かわいいおこしの専門店 神楽坂菓寮

おこしといえば浅草の雷おこしを思い起こす方が多いと思います。はい、あの「おこし」です。神楽坂菓寮さんでは常時30種類以上のおこしを提供。季節限定のおこし(今年の夏だとミントおこし)などもあり、なかなか選びきれません!お値段も手ごろなのでお土産に買いやすいのもポイント高し!パッケージも美しいです。

上の画像は購入したミックスフルーツおこし。バナナ・りんご・パイナップル・いちご・キウイ。ほんのり爽やかな風味。

 

神楽坂で一押し「レモン大福」がある 梅花亭

これは本当に皆さんに食べてほしい。三代目正男の「レモン大福」。これが美味い。神楽坂に来るたびに買ってます。いちご大福のように中にレモンが入ってるのかと思いきや、これが正統派なんです。

「国産の瀬戸内レモンの皮を擦り、果汁を絞って宮城のミヤコガネというもち米で柔らかく搗いたお餅に混ぜて中にこしあんを包みました。伊豆大島の海水からできた塩と瀬戸内レモンのさわやかな香りをお楽しみください。」(お店のWEBサイトの説明より引用)

基本はもっちり柔らかな大福。この餅の時点でかなり美味い。そこにほんのり散らされたレモンの皮。この香りが本当に美味い。美味い!また買いにいこう。1個だけでも問題なく売ってくれます。店員さん親切です。

飯田橋駅近くにポルタ神楽坂店もありますが本店がお勧め。それは「和菓子職人さんが作業している様子が近くで見れる」という点です。ガラス越しですが。子供を連れていったらずーっと見てます。なかなか離れられません。

 

レトロな雰囲気の喫茶店 トンボロ

梅花亭本店を曲がって少しいくと見つかる、レトロな外観の喫茶店「トンボロ」。こういう雰囲気好きだーって人、かなりいると思うのでご紹介。

はじめてお店に入るときは、どこが入口かわかりませんでした!「喫茶トンボロ」と高い位置に看板がでているところのドアが入口。間違える人が結構いるみたい。

元々、この場所でご主人が設計事務所をしていたそうで。奥様とお店をはじめてもう20年になるそうです。素敵なお店には長く続いてもらいたいですね。

土日は隣接した空間で「トンボロ分室」も営業されています。ご主人の息子さんご夫婦による営業だそうです。

 

現代風に生まれ変わった神社 赤城神社

神楽坂をたくさん寄り道して、最後のゴールとなる赤城神社に到着です。

入口の鳥居は普通なのですが、ここから先が一般的な神社と少し違う。かなりモダンでスタイリッシュな神社なのです!

赤城神社再生プロジェクト 平成22年に新しい姿へ

この新生赤城神社は2010年、「赤城神社 再生プロジェクト」という再建工事によってリニューアルされました。デザインは東京オリンピック新国立競技場のデザインを手掛ける 隈研吾氏によるもの。リニューアル工事費用捻出のため、境内に隣接する場所を三井不動産レジデンシャルが再開発。神社に併設する形でマンションが建設されました。

そしてプロジェクト満了後(今から65年後)には集合住宅を取り除き、再び境内の緑地を深い森として蘇らせ、静寂な御神域を守っていく息吹の長いプロジェクトとのこと。ええ!マンションなくなる前提なんだ...  

 

神社そのものに話を戻しましょう。

階段を上がった先に本殿・拝殿があります。

 

狛犬も独特のデザイン。おかっぱ頭のかなりデフォルメされた狛犬様です。絵馬のイラストにも採用されていますが、狛犬というよりも公認キャラクターのような気がしなくもない。

 

拝殿の右側に社務所があり、御朱印はこちらでいただけます。赤城神社はかわいい御朱印帳も大人気。とくに雪うさぎ。御朱印自体はご神印を押したシンプルなものです。

 

 

「ゲゲゲの鬼太郎」「目玉のおやじ」の限定お守りもあります。原作者の水木しげるさんが初アニメ化に際し赤城神社に祈祷を捧げたことがきっかけで生まれたものだそうです。

 

社務所のお隣、マンションの1階部分はアカギカフェとして参拝客で賑わっています。食事もできますので休憩にお勧めです。 

 

文章としてはかなり長くなってしまいましたが、飯田橋駅から赤城神社で今回の散歩はゴールです。次は別の花街を巡ってみようかな。

 

ではまた (*´ω`)ノ

 

↓ ↓ ↓

下の記事では神楽坂で芸者さんと遊ぶ方法を紹介しています。是非読んでみて下さい!

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