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夏休みの宿題 読書感想文。小学三年生の娘をフォローしてみた!

小学3年生の夏休みの読書感想文をサポートした実体験レポートです。具体的にどのような方針で進めたか、どこで躓いたかなど、情報をシェアします。

 

 

お盆休みは親が子供の夏休みの宿題を見てあげられるチャンス!

8月も中盤のお盆休みになりました。子供たちは8月末まで夏休みがありますが、大人にとってはお盆で数少ない貴重なお休み期間が終了。また連日の仕事に戻られねばなりません。連休があった反面、稼働日が少ないという理由で今月は残業パンパンになる可能性もありますね。だとすると子供の宿題サポートはお盆休みがラストチャンス?親目線からも、お盆のうちに子供たちの夏休みの宿題を終わらせたいところです。

難易度が高い「読書感想文」それは正解がないから。

娘と一緒に未完了の宿題を確認したところ、読書感想文だけが残っていました。終わっていない理由を聞くと「何を書いていいのかわからないから」。

完了している夏の計算ドリル・漢字ドリルは「やることがハッキリしている(答えが1つ)、わからなかったら調べたりできる」ので着手しやすかったとのこと。

普段から練習していない作文行為を夏休みでガッツリやれと言われても難しいですよね。子供に読書感想文の苦手意識は持たせたくないので不安を取り除くために次の言葉をかけました

「何を書いたら良いのかわからないのは書き方を知らないだけだよ。掛け算九九を習っていない子が 8x7=56 を言えないのと同じ。今はできなくても、これから覚えればできるようになるからね。安心していいよ。」

読書対象となる本選びが自分で上手くできない

課題図書は自由とのこと。娘にどの本を読みたいのかヒアリングすると「こぐまのケーキ屋さん」を希望してきた。まさかの漫画!(「こぐまのケーキ屋さん」や「おじさまと猫」など、私が買うかわいい系・癒し系の漫画にハマりつつある娘です)

読書感想文に漫画はダメなのか?

読書感想文に漫画はNG!という100%説得できる理由が言葉にできないのがつらいところです。「読書感想文の本は漫画以外の、文字が多い・少し挿絵が入っている本にしよう。学校の宿題だからね。学校の教科書に載っているような作品にしよう。教科書に漫画は載っていないし、それに学校に漫画を持っていったら先生に怒られちゃうでしょう?」と少し苦しい説明になってしまいました。明確な理由があれば私も知りたい...

図書館の児童書コーナーで選定。本が多すぎて決められない

読書する本は自分で選ぶのが良いだろう、ということで一緒に図書館へ。本人の納得感が重要ですから。1時間程度、選書のために自由行動させましたが「本が多すぎて、どれを選んだらいいのかわからない」とのこと。馬鹿正直に児童室の端にある本棚からチェックしていき、辞典系のお堅い本が多くて困っていたようです。確かに図書館自体の利用方法に慣れていないと本を選ぶことも難しいですよね。

素直に「夏の読書 おすすめコーナー」を利用

児童室の一角に 夏の読書 お勧めコーナーがありました。プロである司書さんが選ぶ本なら信頼できます。ここから親目線でチェックして数冊をピックアップ。それらを娘に目を通してもらい、最終的に「ペンギンは、ぼくのネコ」に決定しました。

アルフィーは3年生の男の子。「ペンギン」という名前のネコを飼っています。体の模様がペンギンそっくりなネコです。アルフィーとペンギンはいつも、となりのおばあさんの家の庭にこっそりもぐりこんで遊んでいました。ところが、おばあさんの孫のグレースが越してきて、「うちの庭で遊んでいるペンギンは、あんたのネコじゃない」と言います。そんなある日、ペンギンがいなくなり、ふたりでさがすことになって…? ほのぼのとした児童文学。

猫なのにペンギンという名前な時点でかなりフックが効いています。つかみはOK。漢字にルビがふってあるので読みやすく、主人公が同じ小学3年生なので感情移入しやすそう。なにより楽しそうな本ですね。

読書感想文って、そもそも何なの?

お盆休みの旅行にも「ペンギンは、ぼくのネコ」を携帯し、電車移動など空き時間を利用して読み進めました。無事、読了。読書感想文を書く前に、「そもそも読書感想文とは何なのか」について簡単な説明をしました。

自分で読書すること!

読書とは、自分で本を読むこと。パパやママが本を読んだりしてはダメ。友達の読書感想文を真似して書く、パクリも絶対に駄目だよ。

感想は自分が思ったことなら何でも良い!自由だ!

本を読んで自分が思ったこと、それが感想。例えば、嬉しい、楽しい。嫌だ、悲しい。ムカつく、怒る。優しい気持ちになれる、素敵だな、羨ましいなって思える。自分の心が感じたことを文章で書く。それが感想文だよ。

他の人が楽しいって思うようなことでも自分は嫌だなって思ったら「私は嫌だと思いました」って書いていいんだよ。

読書感想文は、読む人がいるよ!

夏休みの宿題なら、学校の先生がこの読書感想文を読むよ。読みやすい字で書こうね。

なぜこの本を選んだのか」を読書感想文の最初に書こう。「どんな話の本なのか」も簡単でいいから紹介しよう。そうすると、読む人にとって、とても読みやすい読書感想文になるからね。

書くべき原稿用紙の数から逆算して内容の見積もりを立てる

提出に関する文字数ですが、20x20=400字の原稿用紙(200文字で半ページ)で4枚目にかかっていること、つまり1200文字以上の指定がありました。ここから何をどの程度書くと良いか逆算します。

 

・タイトルと名前

 2行(40文字)

・はじめに・なぜこの本を選んだのか

 5行(100文字) 

・どのような物語なのか、簡単な説明

 13行(260文字) ※ここまで1ページ

・本文を読んで シーン毎の感想

 物語の中から心に残るシーンを6シーンほど抽出。そこに感想を付ける。1シーン当たり8行(160文字)※ 6シーンで960文字

・合計(予想)

 1360文字(4枚目の前半まで埋まる)

 

書きあげてから規定の文字数に足りない事態になると本人のやる気が相当ダウンします(私自身の経験から)。このあたりは大人の私が文字量の見積もりを事前に立てておき、実際に本人が書いた文字量を見ながら随時アドバイス・軌道修正をして上げる方針で進めます。

書き始めて陥った罠。読書感想文ではなく、本の説明文

実際に下書きをはじめて、すぐに娘が失敗したのが本の紹介部分。「読む人のためにどんな話の本なのか紹介しよう」のアドバイスを受けて書きだしたものの、本を広げだし、物語を最初から最後までゴリゴリに要約するような流れに。ちょっと!それ感想文では無く紹介文になっちゃうから!登場人物たちの簡単な紹介、話の導入部分と最終的にどうなるかを軽くふれる程度に軌道修正しました。

重要な感想部分 自分で上手く理由が付けられない

一番重要な感想部分ですが、はじめは「うれしかったです」「たのしかったです」「かなしかったです」と書いて終わってしまいました。子供の文章あるあるです。

「うれしいならば、なぜそう思ったのか、その理由も含めて感想なんだよ。理由がないと、どうして嬉しいと思ったのか、読む人に伝わらないよ」と改めて説明。「なぜなら、○○○○だからです。」と理由を肉づけしボリュームを増やしていきました。

時間をかけて修正しまくると子供が飽きてしまうので、全体を軽く見直した後は「よく頑張りました!」とスパっと完了。たくさん褒めてあげてました。

 

来年・再来年も読書感想文の宿題は続きそうです。私自身の忘備録としても具体的な内容をここに記しておきます。世の中のパパママのお役に立てれば嬉しいです。

 

ではまた (*´ω`)ノ