好きな芸人ランキング1位のお笑いコンビ「サンドイッチマン」。彼らの人気コント「ファミレス」が子供向け絵本に!
タイトルは「マイク・デービス」!
今年購入した絵本の中でも5本指に入る、我が家のお気に入りの1冊になりました。
※サンドウィッチマンの2人もいます
「マイク・デービス」の内容紹介
書籍のタイトルにもなった「マイク・デービス」はコント内で富澤さんが演じた留学生です。
まだ日本語が不慣れ、かつ日本で働くこともはじめてのマイク・デービス。ファミレスでのアルバイト初日に店長さんから教育を受けることに。店長の説明に対してデービスが日本語を聴き間違える・言い間違える(ボケ)、それに対して店長がツッコむというサンドイッチマン特有の展開。
「日本語の面白さ」を感じさせる良書ですよこれは!
※お笑いえほん マイク・デービス 特設サイト より画像引用
マイク・デービスは絵本だからできる表現が特徴的
コントだと伊達さんが鋭く・やや突き放した感じでツッコミを入れますが、本書の店長さんは絵柄も含めて子供向け絵本風の優しい感じに編集されています。
また、コントでは不可能な、絵本だからできる表現も。「何名様でおこしですか?」のボケは、見開きで空想的な表現を大胆に描写。色も派手で盛り上がります!
絵本独特の、コントの舞台とは違った面白さが生み出されています。
※お笑いえほん マイク・デービス 特設サイト より画像引用
マイク・デービスの醍醐味は読み聞かせ!親子で爆笑しよう
購入して気がついた本書のポイント。それは親子の読み聞かせです。登場人物は店長さんとマイクの二人。鍵かっこで喋り言葉が連続して出てくるシーンがいくつかあります。最初に親が声に出して読んで上げると子供の理解が進む助けになります(どの台詞を誰がしゃべっているのか)。
子供からの質問、たとえば「りゅうがくせいってなに?」といった問いかけに対して、大人が「日本に来て色々な勉強をする外国人の学生のことだよ」と教えてあげることで、まだ知らない言葉の学習にもなりますね。
※対象年齢としてはファミリーレストランを理解してる幼児・児童であれば、誰でも楽しめる作品です。
店長の台詞を大人が、マイクの台詞を子供が読むといった役割分担を決めて一緒に楽しむこともできます(我が家でも何度もやってます)。
初めて読み聞かせた時は、私がイメージするほど子供が爆笑しなかったんですよ。「子供にはそれほどでもないのかな?」と思いましたが、2回目、3回目と読むについて笑いが増えていきました。今ではページをめくる前から笑っています。スルメみたいな本です。
子供が一番のお気に入りのシーンは店長のツッコミ「なにがあったんだ ちゅうぼうで!」の部分。厨房でのドタバタをイメージしてか、毎回クスクス笑っています。最後のオチにあたる店長の台詞も大好きで復唱しまくってます。好きなシーンをぺらぺらと何度も行き来できるのも絵本の特徴ですね。
お子様の本命クリスマスプレゼントに本書を添えてはいかかでしょうか。サンドウィッチマンが好きな大人にもおすすめです。
絵本:マイク・デービス
絵本の帯にある倉本 美津留さんの言葉を引用・紹介します。
私は長年に渡って、笑いの現場で仕事をしてきました。
お笑い芸人が客を笑わせるためにどれだけ創意工夫、試行錯誤をしているかを目の当たりにしながら、笑いを生みだすことほどクリエイティブな作業はないと確認しています。
おもしろい話芸は人々の気持ちを途端にハッピーにし、その場をピースフルな空間にします。
幼少期にクリエイティブな笑いに出逢うことは、とても重要だと思います。
人間のみに与えられた”笑う”という感情。笑いは人間が人間であることの証しといえるでしょう。
そんな”笑い”をプロの創作による能動的な刺激によって呼び覚まされる体験は、
その人間の将来に必ずポジティブな影響を及ぼします。
笑いの大切さに気づき、自分も人に笑いを提供できる人物になろうと成長していくことでしょう。
笑いの絶えない明るい未来に、この「お笑いえほん」が後援してくれることを祈って。
『お笑いえほん マイク・デービス』(サンドウィッチマン・作/杉﨑貴史・絵/倉本美津留・編)PV
以上、サンドウィッチマンのコントが子供向け絵本になった!「マイク・デービス」親子で笑おう!...という話題でした。
ではまた (*´ω`)ノ
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