魅力満載の一眼レフカメラ 二代目の買い替えをどうするべきか
「写真撮影が上手くなりたい」と言う人は多いでしょう。大きな一眼レフカメラを構えて「バシャッ!」とシャッターを切る自分をイメージするだけでもワクワクしますよね。旅行先などの素敵な瞬間を綺麗な写真として残しておきたいものです。
一眼レフカメラは毎年カメラメーカーさんから新モデルが発売されます。レンズもどんどん追加されて、物欲が止まりません。といってもお値段はなかなか高い。購入するにはお財布と相談です。
現在、我が家で保有している一眼レフカメラは「Canon デジタル一眼レフカメラ Kiss X3 ダブルズームキット」。購入したのは2009年ですので、もう10年使いこんできました。これにレンズとして単焦点レンズ「Canon 単焦点レンズ EF50mm F1.8 STM 」、広角レンズ「Canon 超広角ズームレンズ EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM」を買い足して、美しいボケや広がりのある広角を楽しんでいます。
流石に10年も経つと色々と進化していますよね。そろそろ買い替えを検討する時期です。
本記事では10年ぶりに一眼レフ買い換えを検討した実体験レポートとなります。
- 魅力満載の一眼レフカメラ 二代目の買い替えをどうするべきか
- 10年前の機種 Canon Kiss X3 の不満点
- 持ち運びに便利なミラーレスが勢力拡大 Canon Kiss Mが魅力的
- 今までのレンズ資産を活かすなら Kissシリーズ最新の Kiss X10
- フルサイズミラーレス EOS R, EOS RPも登場!
- 調べるほど混乱する一眼・ミラーレスカメラ。結局のところ何を選べばよいのか...
- 最終結論:一眼レフの買い替えは保留。スマホをカメラ性能の良い機種に買い換え
10年前の機種 Canon Kiss X3 の不満点
撮影した写真はプリントせず、デジタルで残して楽しむという使い方です。そのため、画質については特に大きな不満はありません。
※Google Photoにアップロードする際に画質が落とされたりするので、元絵が多少荒くても個人的にはOK。父親を連れて両国国技館で相撲を観た時に撮影
買い換えたい不満点は携帯性・操作性に関してです。大きく3つあります。
古い一眼レフカメラは「通信機能が無い」
撮影したデータはSDカードに記録されます。このデータをスマホやPCに移動させる手段が面倒です。
- 一眼レフカメラからSDカードを抜く
- USBのカードリーダー経由でスマホやPCにSDカードをつなぐ
- SDカード内 DCIMフォルダの中からjpgファイルを漁る
- 一眼レフカメラにSDカードを戻す
ほんと煩雑で面倒です。撮影は楽しいのに、その後の加工に手間がかかりすぎ。
通信機能付きSDカード FlashAir を試してみた
知人からwifi機能付きSDカードの存在を教えて頂きました。
『無線LAN搭載 SDHC/SDXCメモリカード FlashAir』という製品です。
購入して試しました。SDカードを抜き挿ししないでアクセスできるようになったので、手間は軽減されましたが、まだ問題があります。
- カメラ側の電源はONになっている必要がある(5分間操作なしで自動電源OFFなどの設定と相性が悪い)
- いちいちスマホ側のwifi設定からFlashAirで始まるSSIDを選択する必要がある
- ファイルを選んで保存する作業が必要
抜き挿しの手間は無くなったものの、格段に便利になったかと言われると「うーん」と言葉に詰まってしまいます。
古い一眼レフカメラは「バリアングル液晶に非対応」
子供の学校行事や旅先に持参し、屋外で撮影することも多いですよね。その時に困るのがファインダーからの確認です。背面の液晶から確認することもできるのですが、最新の一眼レフと異なりバリアングル機能はありません。日差しが強い日などは液晶モニタに反射してしまい、認識・確認しにくいケースも多いです。
液晶モニタ部分がグリグリ動かせたら、もっと色々な撮影ができるのに。
古い一眼レフカメラは「重い・サイズが大きい」
スマホのカメラ性能も向上し、ちょっとしたスナップ写真撮影はほとんどがスマホのカメラで行うようになりました。そのままSNSなどへ投稿もできるのでお手軽です。
美しいボケや広角、望遠などはまだまだ一眼レフに分があります。せっかく購入した機材を活かしたいところです。
ただし、一眼レフは物理的に大きいので持ち運びが不便。本体、望遠レンズ、広角レンズなどをバックに詰めると、それだけでかなりの重さ・大きさになります。
「旅先の荷物はできるだけ減らしたい!」と考えると「今回、一眼レフは置いていこうか」と判断することもしばしば。
持ち運びに便利なミラーレスが勢力拡大 Canon Kiss Mが魅力的
10年ぶりに一眼レフの買い替えを検討するため近所のヨドバシカメラに偵察へ。様々な機種があり迷いまくりです。その中でも魅力的だったのが「Canon Kiss M」。
かなりコンパクトになっており、持ち運びに便利です。
- 横幅11.63cm、重さ約390gと小型で軽量(Kiss X3は横12.88cm、481g)
- Wifi、Bluetooth搭載、電源OFFでも通信可能
- バリアングル液晶対応
今までの不満に対しては全てクリア。正直言って欲しい製品なのですが1点問題が。
それはレンズマウントが「キヤノンEF-Mマウント」となり、今まで使っていた「キヤノンEFマウント」の単焦点レンズ・広角レンズがそのまま使えません。
レンズマウントアダプターが別途必要です。
いっそ今までのカメラ資産は全て売ってしまい、ミラーレスで一式買いなおすべきか... なかなか簡単に踏み切れません。
今までのレンズ資産を活かすなら Kissシリーズ最新の Kiss X10
私の持っているKiss X3 から10年が経ち、現在のKissシリーズ最新はKiss 10です。
1シリーズ前の X9i も性能はそれほど変わらないので良さそうですね。
- 横幅12.24cm、重さ約449gと小型で軽量(Kiss X3は横12.88cm、481g)
- Wifi、Bluetooth搭載、電源OFFでも通信可能
- バリアングル液晶対応
X3での不満点は全てクリアされ、かなり期待ができそうです。
フルサイズミラーレス EOS R, EOS RPも登場!
勢力を伸ばしているミラーレス。Canonから2019年春にフルサイズのEOS R, EOS RPも登場しました。
ただ、この機種もカメラのマウントシステムが独特な「キヤノンRFマウント」となっています。「EFマウント」「EF-Mマウント」と異なるので、過去のレンズ資産を活かすならレンズマウントアダプターが必要です。
EFマウント、EF-Mマウント、RFマウント、どの製品を購入するのが良いのでしょう... 今後も伸びていくシステムを選びたいものです。
調べるほど混乱する一眼・ミラーレスカメラ。結局のところ何を選べばよいのか...
私は仕事でCanonのカメラ・ビデオカメラに関わっていたことがあり、それ以来Canon製を使ってきました。とはいえ、別に他のメーカーさんの機種でも良いわけです。
ニコン、ソニーも評判良いですし、携帯性だけを考えるとコンデジでも良いわけです。
時間をかけて色々な製品の性能を調べれば調べるほど、どうしたらいいのかわからなくなってきました...
最終結論:一眼レフの買い替えは保留。スマホをカメラ性能の良い機種に買い換え
迷いに迷った結果、今回一眼レフカメラの買い替えは保留することとしました。
一番魅力的なのは Canon Kiss M を購入なのですが、過去のレンズ資産の活用や、今後はRFシステムが主流になるかも?など考えると、決断できませんでした。
新シリーズが出たばかりで「今はまだ時期が悪い」ということでしょうか。
代わりにどうしたかというと、iPhone SE を iPhone XS に買い換えました。
いや、ホントすいません... (*´ω`)
現状、写真撮影で一番活躍しているのがスマホです。いつも身に付けていて、撮りたいときにサッとシャッターが切れる。なにより携帯性が重要ですね。持ち歩かないと撮影しようがありませんので。
撮影した写真はスマホアプリで加工、その後でGoogle Photo に転送。Twitterやブログにアップする、といった流れも簡単・便利。
iPhone SEからiPhone XSになって、画質もかなり上がりました。ポートレートモードで背景をボカした撮影もできる、ズームもかなり寄れる、進化に感動です。
画像加工アプリも充実しており、様々なエフェクト対応可能。Adobeの「PS Express」がお気に入りです。
撮影した写真をどう楽しむか、どう管理するか、まで考えると、常に手元に置いているデバイス スマホで楽しめるのが重要ということに改めて気が付きました。
かなりKiss Mに心が動いているので、安くなったら購入してしまうかもしれません。定期的に価格チェックしつつ、一眼レフ・ミラーレスの購入検討を続けたいと思います。
一眼レフカメラの買い換え検討!手軽さ・カメラ性能から最新スマホ購入を決意...という話題でした。