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包丁研ぎでおすすめされる砥石No1は「刃の黒幕」
大好きなはてなブックマークを見ていたら珍しい動画に巡り合いました。それは「包丁を砥ぐ」動画。「圧倒的不審者の極み!」という変わったユーザー名の方が包丁をピカピカに磨く過程が記録されています。これがなんと1400万回以上の再生数!
11分の動画なのに夢中になって最後まで見てしまいました。この動画の中で包丁を砥ぐのに使われている砥石が、シャプトンの「刃の黒幕」シリーズ。
目の細かさ(種類)で何種類もあるようですね。
本ブログ記事はシャプトン「刃の黒幕」シリーズを購入して、砥ぎ方や使い方、仕上げ方を実体験したレポート記事になります。
刃の黒幕とは?どのような砥石なのか
「刃の黒幕」はシャプトン社が製造しているセラミック製の砥石シリーズです。
セラミック製の砥石なので、以下のような特徴があります。
- 変形しにくい
- 臭わない
- 長時間水にさらす必要なくすぐ使える(5分程度水につければOK)
具体的には刃の黒幕には以下のようなメリットがあります。
刃の黒幕の特徴・メリット
- 研磨力が高く刃付が早い
- セラミック製ながら天然砥石のような研ぎ感
- 従来品と比較してヘリが少ないので長持ちする
- 砥石が硬いので研ぎ面が変形しにくい
- 長時間水に浸しておく必要がなく、すぐに砥げる
- 砥石が無臭なので刃物に嫌な臭いが付かない
刃の黒幕の種類、ラインナップについて解説。荒砥石・中砥石・仕上砥石まで
刃の黒幕シリーズですが、粒度別に複数の製品があります。
粒度は砥石の表面の目の粗さです。
粒度は小さいほど荒い(荒砥石)、大きいほど目が細かく(仕上砥石)なります。
- 刃の黒幕 荒砥石: #120, #220, #320
- 刃の黒幕 中砥石:#1000, #15000, #2000
- 刃の黒幕 仕上げ砥石:#5000, #8000, #12000, #30000
用途の目安ですが、刃が欠けたような場合は荒砥石、切れ味が落ちた時に使う中砥石、鋭い切れ味が欲しい時に仕上砥石を選ぶと良いでしょう。
シャプトン「刃の黒幕」購入レポート
シャプトン「刃の黒幕」シリーズが欲しくなってから、WEB検索、amazonの口コミなどを読みまくりました。
口コミと行ってもやらせが横行している世の中です。しっかり中身をみて判断します。仕事として調理に関わっているプロの方が何人も刃の黒幕を推奨しており、かなり信頼性が高そうです。
youtubeの人気料理ユーチューバ― 「COCOCOROチャンネル」大西シェフ、「Chef Ropia」小林シェフも刃の黒幕を薦めており、これが決めてとなって購入を決意。
刃の黒幕の選び方 どの種類を購入すればよいのか?
刃の黒幕シリーズは粒度別に複数の製品があります。
WEBやYoutubeで刃の黒幕を使用しているプロの意見を色々と調査しました。
最終的に決定・購入したのが「オレンジの中砥 #1000」「エンジの仕上砥 #5000」の2つです。
「一般家庭なら中砥だけで1000で充分だが、仕上げ用にエンジの仕上砥 #5000があると更に良い」というプロの意見を参考に決めました。
評判良い商品って欲しくなってしまいますよね。
中砥で価格が2800円くらいします。仕上砥と両方合わせると5000円は超える値段になってしまうのですが、最近は一生物の良い商品を買って長く大事に使う方針なので、迷わず決断です。
刃の黒幕 ケースとその中身について解説
子供会の会合で妻が外出したタイミングを見計らって包丁砥ぎを開始します。だって驚かせたいじゃないですか。
「なにこれ!包丁すごい切れるようになってる!もしかしてパパのおかげ?大好き!」
勝手な妄想ですが、目指すゴールはコレです。ピッカピカのツルっツルにしてやるぜ!٩( 'ω' )و
今回購入した「刃の黒幕オレンジ 1000」「刃の黒幕エンジ 5000」「スーパートゲール」の3つです。
刃の黒幕 開封してみた。通気性、蓋、ケースの構造など
刃の黒幕オレンジ 1000を開封します。
ケースを開けると砥石が入っています。
下はケースを開いて裏返した状態の画像です。
ケース下側は網目状になっていて空気が通りやすくなっています。通気性が良いので保存時のカビなど心配しなくて良さそうですね。
また、四隅にゴムのストッパーが付いています。蓋を閉じて、蓋の上側に砥石セットすることで台になる仕組みです。上手くできていますね。
合わせて使うと便利!包丁砥ぎの角度を保つ「スーパートゲール 」
今回は砥石の他に「スーパートゲール」も購入しました。刃の黒幕を買う時におすすめ商品に出てたので連られて購入。
スーパートゲールの役割ですが「包丁にセットすることによって包丁砥ぎに適正な角度が保たれる」という仕組み。はじめのうちはこれを使い、体に包丁を砥ぐ角度を覚えさせようかと考えています。「刃を15度浮かせて」「10円玉が3枚くらい入るくらい」とか言われても全然わかりませんよね。
「刃の黒幕」使用レポート。実際に包丁を砥いでみた
刃の黒幕オレンジ#1000使ってみた
先ずは刃の黒幕 オレンジ 1000の中砥から始めます。
砥石をケースの上に乗せます(ケースが台のわかりになります)。
砥石の片面は印刷あり・もう片面は印刷無しです。公式によると両面とも使えますが、印刷無しから使うことが推奨されています。
続いて包丁にスーパートゲールをセット(包丁はmisonoのUX440牛刀)。
「包丁 研ぎ方」で色々なWEBサイト・動画を見て基礎知識は学習済み。
砥石に対して約45度の角度を保ちます。左手ではらを押さえ、まずは表から研ぎます。手前から奥へ押し出すように。戻す時は力を入れず軽く引く。刃元・中心・刃先と順番に砥いでいきましょう。しかし力の加減の正解がわからない。むずかしいですね。
砥いだ部分を指で触ると、粉のようなザラザラした感触が。「かえり」「バリ」という呼ばれるものですね。
今度は裏にして数回砥ぎます。裏は表ほど砥がなくてもよいとのこと。
素人の私は包丁に表裏があることを知らなかったし、両方同じくらい砥ぐものだと思ってました。
砥ぐうちに砥汁と呼ばれる、黒っぽい水が混じり始めます。研磨剤のような役割を果たすため流さなくてOKとのことなので洗い流さず続行しましょう。
刃の黒幕エンジ仕上砥 5000 で砥いでみた
中砥 1000が終わったら、次は 仕上砥の刃の黒幕エンジ 5000です。
仕上げの石は触った感じが堅くつるつるしていて、中砥と明らかに違います。
高級感ある手触りです。砥ぐというより滑らせる、といった印象ですね。更に上位の砥石になったらどれだけツルツルなのか興味がでてきました。
一通り砥ぎ終わりました。どのくらい砥いで良いのか、足りないのか砥ぎ過ぎなのか、素人なので判断ができません。その場でプロに評価してもらえたら良いのに。こういう点は料理学校は優れていますね。
刃の黒幕で砥いだ包丁で実際に切ってみる
さっそく試し切りです。ニンジンとキャベツを細かく刻みます。
ニンジンは堅いので、包丁を砥いでも力を入れないと切れませんが、それでも以前と比べるとスッと刃が入っていく感じがします。
キャベツの千切りは楽しいですね。サクサクサクサク進んでいきます。リズムに乗れたら最高だなあ。まだまだ素人なので、キャベツの細さがバラバラです。猫の手も怖いし...
調子にのってタマネギも薄切りに。タマネギは水にさらして辛みをとってから、ボールに入れて先ほどのニンジン・キャベツと合わせます。サラダ油・砂糖・塩・酢・レモン汁でドレッシングを作って合わせ、カニカマをまぶしてサラダの完成。
包丁を砥いだらモチベーションが上がって、料理素人の私でも1品つくることができました! ٩( 'ω' )وやったー!
あとは明日の調理時に妻が包丁の鋭さに驚いてくれれば完璧です!
今回は良い買い物をしました。長く大事に使います。今後もよろしくね、刃の黒幕!
※後日談
妻の感想
「切れすぎてなんかキモい」
※更に追加の後日談
毎週末に包丁を軽く砥ぐようにしています。サクサク切れると料理が本当に楽しい!買ってよかった!刃の黒幕はケースの通気性も良く、後片付けも非常に楽です。
料理生活、変わりますよ。心からお勧めです!
以上、包丁を砥ぐ!おすすめ砥石 シャプトン「刃の黒幕」シリーズを買ってみた!...という話題でした。
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