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映画「プリキュアミラクルユニバース」感想!プリキュア映画はもうダメかもしれない

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春休みに突入して毎日ヒマを持てあましてる9歳の娘を連れて、映画「プリキュアミラクルユニバース」を観てきた。

 

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映画終了後、まず娘に「映画どうだった?」と聞いてみたところ「いまいちだった。話がつまんない」という回答だった。

大人目線でつまらないだけかと思ったが、子供目線でもいまいちだったらしい。

 

ミラクルライトありきの構成はそろそろ無理があるのでは

プリキュア映画では恒例として、劇場入場時にミラクルライト(ペンライト)が渡されるようになっており「劇中でプリキュアがピンチになると子供たちがライトを振って応援する仕組み」が取り入れられている。

とにかくミラクルライトが振りたいのか、話の展開関係なく、プリキュア(変身前・後を問わず)が映っていれば「がんばれー!」と絶叫する小さい子が多数いた。

逆に何度も映画を見ている子供にとっては映画館でライトを振る感動が薄れているようだった(マンネリ化)。少なくとも9歳のうちの娘は手元でプラプラ動かす程度で終始していた。

 

まだオールスターズの演出を引きずっている

ここ最近はプリキュアも仮面ライダーも過去作のメンバー大集合で画面・演出が華やかな傾向にあった。全員登場インフレMAX状態は短期的に効果があるが、長期的には飽き・マンネリの原因となる。

そのため今作は直近の3作品(スター、HUG、アラモード)に絞っていたはずが、ストーリーが進むとなぜかプリキュア全員集合状態に。

一番最初の『ふたりはプリキュア』が2004年で15年前。その頃に5歳の子供はもう成人ですよ。オールスターはもういいんじゃないかな。今現在幼稚園に通う子供たちはフレッシュプリキュアやハートキャッチプリキュアとか知らないでしょ。

 

変身・バトルシーンが多すぎてストーリー部分に時間が割けないのか

プリキュアといえばきらびやかな変身シーンが特徴ですよね。しかしスター、HUG、アラモードのメンバー全員分が変身してると結構時間がかかります。加えて全員が個別の必殺技使うとまたまた結構な時間がかかります。

映画だからこそ表現できるシーンならともかく、TVと同じ変身・必殺技ならメリハリつけてもっと端折ってOK。ストーリー部分に時間をかけてほしい。 

 

ストーリーに深みがない

冒頭でミラクルライト工場が何者かに襲われ、ライトを持ったピトンが脱出。ライトの力でプリキュアたちを呼びよせる。

 

プリキュア変身 → バトル(敗戦) → 勝てずに変身解ける。メンバーはバラけて各地に散る → それぞれ頑張る(中だるみ) → メンバー再会。再び変身 → バトル(勝利) → エンディング

 

テンプレを書き起こしてるみたいだが、まさに上のような展開。

悪役も「宇宙大魔王」と名前だけは最強クラスなのだが、なぜ宇宙大魔王になってしまったのか、ミラクルライトを襲う深い理由なども特にわからない。

 中だるみ部分では久しぶりに映画でウトウトしてしまった。

 

映画作品であれば

  • 悪役には悪役なりの悲しい過去・理由がある
  • プリキュアは物理で攻撃するだけでなく、理解や説得を試みる
  • 最終的に愛で悲しみを乗り越え、悪は浄化される

このような展開を子供たちに見せてあげたかった。

 

本作は短絡的で

  • 悪「ワハハー」
  • プリキュア「そうはさせない!」

で終わった感じ。

 

TV作品は議論が起こるような深みのあるストーリーなのに、なぜ映画はこうなった...

鑑賞が終わっても心に残るものがないので、娘と映画の内容について話すことがほとんどなかった。

 

プリキュア敗戦時に(プリキュアを呼びよせた)ピトンが「(負けるなんて)お前たちなんて伝説のプリキュアじゃない、ニセモノだ!」なんて台詞を言うのだが、大変よろしくありません。

「結果だ。お前たちは結果だけ持ち帰ればいいんだ!」と叫ぶブラック企業のクソ上司か。池井戸潤作品じゃねーぞ。

 

なぜストーリーに深みがないのかというと「オールスター要素を盛り込むことが前提」「ミラクルライトを使った演出が前提」という縛りがボトルネックになっているのではないでしょうか。

ルールーのような前作の人気キャラをもっと活用する、原作と過去作のキャラをもっとミックスさせるとか、テレビではできない、映画だから可能な演出を期待したいのだけれど。

映画ドラえもん、クレヨンしんちゃんのように、キャラクターを活かした上でストーリーに深みのある作品が観たいよ。

 

今のようなテンプレ・制作の縛りが続くようだと、プリキュア映画はもうダメかもしれない。今後もメインキャラが変わるだけで同じような作品しかでてこないだろう。