悪意のある第三者がクレジットカード情報をアプリに登録・不正利用できてしまう問題が起きたQR決済サービスpaypay。
本ブログでもTwitterの声を中心に速報として紹介しました。
paypayでクレジットカード不正利用・詐欺による被害報告多発まとめ!セキュリティは安全なのか
paypayクレカ不正利用の原因は何だったのか
登録時にカードのクレジットカード番号・有効期限・セキュリティコードの入力を何度行ってもロックがかからず、総当たり法で突破されるというセキュリティの甘さが大きな原因だということが判明。
PayPayのクレカ不正利用はセキュリティの甘さから未登録者もターゲットに!VISA・MasterCard利用者は口座確認すべし!
この問題については入力回数に制限を設けるということで公式アプリが対応済み。
PayPayアプリ アップデートのお願い – PayPayからのお知らせ
公式から追加措置発表 クレカ利用に上限設定 月に5万円まで
そして今回は更なる不正対策として、クレジットカード利用時の利用に上限を設けると発表がありました。
本日、以下の通り、クレジットカードでの決済金額の上限、Yahoo! JAPANカードからのチャージ金額の上限を設定いたしました。
—–
クレジットカードでの決済金額上限:5万円まで(過去30日間)※
Yahoo! JAPANカードからのチャージ金額上限:5万円まで(過去30日間)
※複数のクレジットカードを登録されている場合、合計5万円までとなります。
—–・本制限は、本日12月21日(金)からのご利用分に適用されます。
・クレジットカードをご利用して決済される場合、過去30日間(720時間以内)のクレジットカードでの決済金額の合計が5万円を超えない範囲でご利用いただけます。
・同様に、Yahoo! JAPANカードからPayPay残高にチャージをされる場合、過去30日間(720時間以内)のYahoo! JAPANカードからのチャージ金額の合計が5万円を超えない範囲でチャージいただけます。
・ご利用の状況により、さらに制限を実施させていただく場合がございます。
・PayPay残高やYahoo!マネーでの決済および銀行口座からPayPay残高へのチャージについては、この新たな制限は適用されません。
※文章・画像共にpaypay公式サイトから引用
上限設定は暫定措置とのことですが、いつまでなのかは未確定です。
上限設定でpaypayの使い勝手が悪化
年末年始に大型家電店などに訪問して家電を買うのが難しくなりましたね... 上限5万円は少ないのでは?毎日の買い物で使うにしても 50,000円÷30日=1日あたり約1,667円です。
大きな買い物をしたい場合は、あらかじめ銀行口座からPayPay残高へチャージしておく、またはYahoo!マネーに多額を入れておく必要があるということ。
これだと、使い勝手がかなり悪くないですか?面倒ですよね。
数百円・数千円の買いものをするときにpaypayでサッと払う分には問題なさそうです。しかし少額だと「PayPayでのお支払いで0.5%還元」のうま味がありません。
会計時に5万円以上の上限に引っかかった場合、チャージができないので現金か直接クレカを使う必要がありますが、それだとQR決済サービスのメリットが無いのでは。
QR決済サービスのメリットは
- お財布が不要
- 会計の時間が節約できる
- ポイントが貯まる
- 履歴がアプリに記録される
このような点にあると思いますが、今回の暫定措置によって
- 上限にひっかかる場合、財布が無いと払えなくなる
- たっぷりチャージしておかないと会計時にチャージの手間が必要・上限でチャージできない
- 少額しか払えないのでポイントが溜まりにくい
といった点が目立ち、メリットが活かせないのではないでしょうか。
他のQR決済サービスもキャンペーンを打つなどpaypayに対抗するべく営業活動を頑張っています。このままだとせっかく100億あげちゃうキャンペーンで掴んだユーザーが離れてしまいそうですね。
以上、paypayが不正対策でクレカ決済に上限設定!月に使えるのは5万円まで!使い勝手悪くない?...という話題でした。
ではまた (*´ω`)ノ