冬に人気の果物といえば「みかん」が定番ですよね。しかし、購入したミカンを腐らせてしまった・カビが生えて食べる前にダメにしてしまった、という方は多いのではないでしょうか。
今回は青果店の店長さんに聞いた、ミカンを腐らせず、自宅で上手に保管する方法をまとめました。シェアします。
プロから学ぶ得ワザ！青果のプロのみかん保存法
今回、家でみかんを腐らせないようにするプロの技を教えてくれたのは、東京都中野区にある野菜・果物「鈴テツ」の店長、鈴木則昭さんです。
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※本記事ではみかんを箱で購入したケースについて話を進めていきます。
箱の中身をチェックして傷んだみかんは取り除こう
みかんを購入したら、ざっと全体をチェックしましょう。この時点でカビが生えている、傷んでいるミカンがあれば取り除いておきます。カビの生えたみかんの周囲にあったミカンが気になる人は、洗う・キッチンペーパーで拭くなどして対応しましょう。
家で一番涼しい場所に置くことがまず大事！
鈴木さんによると、まず重要なことは「通気性の良い涼しい場所に置くこと」だそうです。実際に鈴木さんが自宅でみかんを食べる場合、風通しの良い「廊下」にみかん箱を置いています。
補足：みかんのカビが繁殖しやすい原因について
特にカビが繁殖しやすい原因は2つあります。
- 温度が高い（暖房などで25度以上の部屋は注意）
- 湿度が高い（湿度が60%以上の場所は注意）
温度と湿度が高い場所は避けましょう。
また、みかんに傷が付く・圧力がかかりすぎてて内部の水分が染み出すことで、カビが発生する原因となります。
新聞紙で乾燥を防止しよう
箱に入ったミカンの上に新聞紙を乗せることで、乾燥を防止しましょう。
「カビの原因が湿度ならば、乾燥した方がいいのでは？」と思われるかもしれません。しかしみかんは乾燥してしまうと、以下の理由で美味しさが下がってしまいます。
- みずみずしさが失われる
- 甘みが減る
- 酸味が強くなる可能性もある
野菜の保存でも良く利用される新聞紙の利点
新聞紙の主な材質である更紙は薄くて通風性に優れています。果物・野菜は乾燥しすぎてカラカラなっても困りますし、湿度が高くてカビの原因になるのも困りますね。新聞紙は湿度をちょうど良く保つのにぴったりの素材なのです。
箱を揺らしてみかんを躍らせる！みかんの皮の接地面を変えてあげよう
箱のみかんを長い間放置しておくと、箱とみかん・みかん同士が接した部分から痛む傾向があります。これはみかんの重みによるものです。特に重力の関係上、箱の下にあるみかんほど圧力がかかり傷みやすくなります。
そのため、鈴木さんのお勧め方法は、みかん箱をゆさゆさとゆすること。タイミングは3日に1回程度でOK。
理論としては「箱内のみかんの位置を移動させることで圧力が分散。みかんのダメージが弱まる」ということですね。
子供にお手伝いを頼んで、みかんが躍るようにシェイクさせると良いかもしれませんね。ただし、やりすぎてみかんに傷がつかないようにしましょう。
その他にも有名なみかんの保存テクニック
みかんの痛みが気になる方は、更に以下の方法も有効だと言われています。
- 箱からとりだす時に、圧力がかかっている箱の下の方のみかんを選んで食べる（傷みやすいものから食べる）
- 堅いヘタを下にしてみかんを並べる
- 箱で保存せずに取りだして、隣のみかんと接触させずに保管する
低コストで手軽にパクパク食べられるのがみかんの良さでもあります。どこまで手間をかけるかはご自身で判断して下さい。
みかんの保存について 情報まとめ
ここまでの情報をまとめます。参考にしてください。
- 腐ったミカンはとりのぞく
- 涼しく風通しの良い場所で保管する（高い温度・湿度はカビの原因となるため）
- 新聞紙で乾燥を防ぐ（乾燥すると味が落ちるため）
- 適度なタイミングでみかんの接地面を変更する（痛み予防のため）
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以上、プロに聞いた！みかんをカビで腐らせずに長持ち保存する方法まとめ...という話題でした。
ではまた (*´ω｀)ﾉ
