おうちクエスト

おうちの暮らしを楽しく便利に!料理・家事・節約からエンタメ情報まで幅広く紹介します!

子供が花粉症かも?親として知っておきたい季節性アレルギーの基礎知識

f:id:KazuoLv1:20190408213016p:plain

子供が「かゆい」と言いながら目をこすっている・鼻水が出ている。もしかしたら花粉症かもしれません。親として花粉症の知識が無いと自宅での対策がむずかしくなります。医者に行っても先生の説明が理解が良くわからない結果になるかもしれません。事前知識として花粉症に対する理解を深めておきたいですよね。

 

本記事では「親として知っておきたい花粉症の基礎知識」をまとめました。参考になれば幸いです。

 

 

そもそも花粉症とは何なのか。答えは季節性のアレルギー反応

我々が日常生活で「花粉症」と呼んでいる症状。それは「目がかゆい」「鼻水が出る」「涙や鼻水が止まらないことによる副次作用」を指します。

私たちが「花粉症」と呼んでいるこれらの症状の正体は「アレルギー反応」なのです。

 

アレルギーとは何か 原因と症状のメカニズムについて

私たちの体には免疫があり、体に侵入した病原体・異物を攻撃、排出することで身を守ります。この免疫が過剰(必要以上に)働き過ぎて、逆に体に異常が起きる現象がアレルギーです。

 

目のかゆみ、鼻水、のどの痛みなど花粉症には色々な症状がありますが、アレルギーに関する知識を掘り下げるため、多量の鼻水につながる「アレルギー性鼻炎」について解説します。

 

アレルギー性鼻炎が起きる流れ

異物・花粉(抗原)が鼻に侵入すると、花粉を排出するために人間の体は以下の反応を示します。

  • くしゃみで吹き飛ばす
  • 鼻水で洗い流す
  • 鼻の中を狭くして更なる花粉の侵入を食い止めようとする(鼻づまり)

このような働きが過剰に起きるのがアレルギー性鼻炎です。原因と結果をまとめると次のようになります。

 

原因:鼻から異物が侵入、奥の粘膜に付着

結果・症状:くしゃみ・鼻水・鼻づまり ※鼻詰まりを専門用語で「鼻閉」と言います

 

アレルギー性鼻炎にも色々ある

アレルギーが原因で鼻炎になる場合「季節性アレルギー性鼻炎」「通年性アレルギー性鼻炎」に大きく分かれます。

「季節性アレルギー性鼻炎」が私たちが花粉症と呼んでいるものです。スギヒノキイネキクなどある程度の季節に限定された花粉が原因となります。

「通年性アレルギー性鼻炎」は例えばハウスダストダニカビペットの毛など季節を問わない、年間を通じた異物が原因となります。

※ハウスダストやスギ花粉などアレルギーを起こす原因物質を「アレルゲン」といいます。

 

子供が目のかゆみ・多量の鼻水による息苦しさなどを訴えてきても、必ずしも花粉が原因とは限りません。ハウスダストの可能性もあるのです。

 

インターネットで医学的・専門的な情報を得たい場合は「花粉症」ではなく「季節性アレルギー性鼻炎」「季節性アレルギー性結膜炎」という言葉で調べると良いでしょう。

 

よくある花粉症としての症状

花粉を原因とした季節性アレルギーには以下のような症状があります。

  • アレルギー性鼻炎:くしゃみ・鼻水・鼻づまり
  • アレルギー性結膜炎:眼のかゆみ、涙、充血
  • アレルギー性咽喉頭炎:のどの不快感・かゆみ・咳・くしゃみ
  • アレルギー性皮膚炎:顔、首などかさかさ、かゆみ、赤み
  • その他:呼吸のしにくさ、垂れる鼻水処理に対するイライラ・良く眠れないなどの副作用

 

ここまで一般的な花粉症の基礎知識(原因と症状)を紹介しました。

子供の花粉症 について

以降は「子供の花粉症」についての情報です。

※論文検索などを元にして情報をまとめました

スギ花粉は年々増加傾向、子供の花粉症も増加中

スギ花粉を中心とした花粉症患者が増加しています。

東邦大・佐橋の記事によると、スギ・ヒノキ花粉は増減を繰り返しながら増加を続け2011年には過去最大の飛散数を記録。また2019年の都民の推定有病率は約49%にも急増しているとのこと。

f:id:KazuoLv1:20190408201819g:plain

※画像は花粉症Learning|バーチャルラボラトリ|より引用

この結果からわかるように、大人だけでなく小児スギ花粉症の増加も医学関係者の間で共通認識されています。

子供も花粉症になるの?何才くらいから花粉症になるのか

増田らの調査・乳児期から思春期までの小児におけるスギ花粉感作の実態(乳児から思春期までの小児380名のスギ花粉感作状況の調査)によると、最年少のスギ陽性者は1歳11カ月(アトピー性皮膚炎男児)とのこと。

スギCAP-RAST陽性率はアレルギー疾患群で47.1%,非アレルギー疾患群で19.9%であった.スギ陽性率はアレルギー疾患群では3歳から5歳で急激に高くなっており,非アレルギー疾患群では幼児期から思春期にかけて徐々に増加していた. 

アレルギー持ちの子は非アレルギーの子と比べて花粉症になる率が高く、3~5歳で発症する傾向が高いとの調査結果が出ています。就学前の早い段階で花粉症にかかる子が多そうですね。

 

子供の花粉症。実際にどのような症例が多いのか

増田・臼井のアンケート調査(保護者へのアンケートによるスギ花粉症患児の症状とセルフケア)によると、多彩な症状が出ているとのこと。

  • 幼児では鼻閉の重症例が多い
  • くしゃみは全例中等症以下
  • 眼症状,鼻すすり,鼻出血の頻度が高い
  • 皮膚症状や咳を伴うものも多い
  • 睡眠障害

アンケートによると花粉症の悪化要因は外出・天候を挙げる父母が多く、約半数が睡眠障害による生活の影響が出ており、学童では学習への影響などさまざまな支障が出ているとのこと。また、花粉症の発症と診断のピークは3歳という結果も出ています。

 

子供が花粉症かも。医者は耳鼻科?眼科?小児科?どこに行くべき?

花粉症は症状が個人によって異なります。

  • ひどい鼻の症状がある場合は耳鼻咽喉科
  • 目の症状がひどい場合は眼科
  • 内科、小児科、アレルギー科などでも診療が可能

花粉症に対応している病院であれば科を問わず診てくれますので、まずは病院に相談しましょう。

 

子供の花粉症対策 親ができることは

低年齢の花粉症児は自分で辛さを訴えることができません。親がしっかりと子の症状を観察して様々な判断を下すことになります。

まずは専門医に相談。子供の状態を正しく把握しよう

子供は花粉症以外のアレルギーや病気になりやすい・複合的に発症しやすい傾向があります。そのため、まずは専門医に相談しましょう。問診・検査の上、子供の状態を正しく把握することが第1歩となります。

大人と同じく一般的な花粉症対策が有効

子供の花粉症も、大人の花粉症と同様の対策が有効です。「予防」と「治療」の考え方があります。

  • 「予防」は、これ以上自体を悪化させない。発症を未然に防ぐこと
  • 「治療」は、発症してしまった後で完治を目指す、症状緩和を目指すこと

子供の花粉症の治療

花粉症治療は医者の診断結果に従い指示を受けて行うことになります。治療は大きく「症状を軽減する対症療法」と「根本的に治す根治療法」の二つに分かれます。

  • 薬物療法
  • 手術治療
  • 減感作療法

ただし、治療と平行して、まずは花粉から身を守ることが前提となります。

花粉症の場合、完治はむずかしいため日常的に問題無く生活できるレベルになることを目指す方針で治療を進めるやり方が一般的です。

 

子供の花粉症の予防

花粉症予防の第一は花粉に触れないことなので、外出を控えること(特に晴れた日・風が強い日)が挙げられる。ただ、増田・臼井の実態アンケート調査によると外出制限は困難との結果が出ています。

 

一般的に花粉症の予防として効果があると言われているものを以下にリストアップします。

  • 外出前に花粉情報を入手する
  • マスク、眼鏡やゴーグル、帽子を着用する(花粉症用のマスクでは花粉が約1/6、花粉症用のめがねでは1/4程度に減少することが分かっています
  • 洗濯物への配慮(外に干さずに室内干しして花粉の付着を防ぐ)
  • 加湿器・空気清浄機を利用する(湿って重くなった花粉が床に落ちる)
  • 掃除機で床に落ちた花粉を吸い取る
  • 部屋の換気の場合、網戸やカーテンを活用する
  • 帰宅後、顔を洗い、うがいをする
  • つるつるした素材の服を着る。花粉が付着しやすい素材は避ける。
  • 規則正しい生活を送る。ストレスを溜めない

お茶やヨーグルトなども花粉症に効くと言われていますが、厚生労働省によると十分なデータがないので実際の効果の程度は不明とのことです。

 

最後にPDFファイルになりますが、日本アレルギー協会が出している「コメディカルが知っておきたい花粉症の正しい知識と治療・セルフケア」を紹介しておきます。

http://www.jaanet.org/pdf/guideline_nose04.pdf

花粉アレルギーの症状・原因や治療方法など、もっと医学的な専門用語込みで詳しく知りたい人は参考にしてください。

 

以上、子供が花粉症かも?親として知っておきたい季節性アレルギーの基礎知識...という話題でした。