WBA&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(3階級制覇)とWBA世界同級スーパー王者ノニト・ドネア(5階級制覇)がさいたまスーパーアリーナで激突!
※本記事の最後にWBSSバンタム級決勝 井上尚弥VSドネア Youtube動画があります。
試合 | ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)決勝 |
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日時 | 2019年11月7日(木) |
会場 | さいたまスーパーアリーナ |
対戦選手 | 井上尚弥(WBA&IBF世界バンタム級王者) ノニト・ドネア(WBA世界同級スーパー王者ノニト・ドネア) |
結果は最終12ラウンドまでもつれ込んだが、11ラウンドに左ボディブローでダウンをとった井上尚弥が判定勝利!ジャッジの判定 3-0 だが内1人のジャッジは1ポイント差だった。
2ラウンドから井上尚弥は右まぶたをカット、出血しながら戦う今までにない展開。まぶたに続いて鼻血も出し、上手くペースがつかめない。ドネアは予想以上の仕上がりで序盤からプレッシャーをかけていく。
中盤からペースをつかんだ井上尚弥も盛り返す。スピード感・キレのある動きで的確にドネアにパンチを当てる場面も出てきた。しかし随所で右まぶたの出血と鼻血の影響なのか、本来の調子と比べると力が出しきれないようにも感じる。ドネアも体の大きさを有利に生かしながら、前に出る動き・カウンターの動きを織り交ぜて井上を上手く封じ込める。
終盤11ラウンドに井上尚弥の左ボディーが炸裂。苦痛の表情を浮かべながら我慢しきれずドネアが膝をつく。そのまま10カウントかと思われたが9カウントでドネアが立ちあがる驚異的な粘り強さ。そのまま最終12ラウンドへ。倒すか、判定か。
井上尚弥が左ボディーでドネアからダウンを奪う動画
井上尚弥選手 11Rダウンシーン
— 🇯🇵しまじろう🗾 (@shimajirou1019) November 7, 2019
#井上尚弥 #wbss #ボクシング pic.twitter.com/q8brKRDD5U
ダウンシーン、別角度💨#井上尚弥 #ノニト・ドネア pic.twitter.com/xD7AfFODfK
— タータン@エブリデイSQ🏋️ (@taatang29) November 7, 2019
最終12ラウンド、両者ともに打ち合うがダウンまでは至らず。
結果は判定へ。
判定の結果、ジャッジは3-0で勝利の栄冠は井上尚弥に。
井上尚弥 vs ドネア ジャッジの採点表
ジャッジ 3-0 勝者 井上尚弥 (116-111 , 117-109, 114-113)
#井上尚弥 選手、やりました。こちら採点表です。 pic.twitter.com/Eli4N3TkuO
— 清水寿之 (@shimizoo0815) November 7, 2019
敗れはしたもののドネアはなんども井上をグラつかせるパンチを出し、強さ・上手さを感じさせた。決勝にふさわしい試合だった。
井上尚弥 試合後インタビュー動画
井上尚弥凄かった(´,,•ω•,,`)
— kiiiiiiiiiikun46 (@kiiiiiiiiiikun1) November 7, 2019
本当に感動(´,,•ω•,,`)
おめでとう🎊
そしてインタビューの動画見つけたからあげておこう pic.twitter.com/igRCdBCPLB
「ドネア選手、めちゃめちゃ強かったです。」「初めてのカットという経験、2ラウンド目から正直、ドネアが二人に見えていました。最終ラウンドまでぼやけていました。」「負けられないドネアの強さを感じました。」「もっと練習して強い井上尚弥としての姿を見せたいと思います。」
井上はバンタム級に転向後、これまでジェイミー・マクドネル(英国)、フアン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)、ロドリゲスの世界王者達を1,2ラウンドという早い段階でKO勝ちする圧倒的な強さを見せてきた。
対戦相手のドネアは井上の強烈なボディブローを警戒してくることから、簡単には当たらない、早いラウンドでのKOは無いだろうと見る識者も多かった。
尚弥の弟・WBC世界バンタム級暫定王者の井上拓真は同級王者ノルディーヌ・ウバーリと対戦。判定の結果破れている。
WBSSバンタム級決勝 井上尚弥VSドネア Youtube動画
WBSSバンタム級決勝 井上尚弥vsノニト・ドネア 動画です。